排出量取引とは?

地球は年間31億トンの二酸化炭素を吸収できますが、人間は72億トンを排出しています。その排出量を売買する仕組みが排出量取引です。

  

山西省にあるビックリ事情

気管支の病気になりやすい

中国にある山西省という省は、歴史の中で重要な位置を占める都市で、世界の4大文明の1つである「黄河文明」の発祥地とも言われています。

そんな山西省の人々は、日本ではあまり見られなくなったタンを吐くという行為を1日に何度もします。山西省に来たことがある人はすぐに違和感を覚えるでしょう。

少々汚い話になってしまいますが、実はこのタンを吐くというのは男の人がするものという感覚が私にはありました。

しかし、山西省では道を歩いているだけでタンを吐く人を見かけます。それもタンを吐くのはおじさんだけではありません。小さな子どもから素敵なお姉さんまで皆がタンを吐くのです。

老若男女皆がタンを吐く行為も同様で、最初にこの光景を見たときはとてもビックリしましたが、次第に自然な行為だと気づきます。

環境に慣れてしまうのは怖い

環境に慣れてしまうのは怖い右は私が良く使っている自転車です。ちゃんと手入れをしていても、すぐにホコリをかぶってしまいます。

中国の山西省の大気汚染という深刻な環境問題に原因があるから、老若男女がタンを吐くようになりました。

山西省は悲しいですが、汚染された都市ワースト1でも紹介したとおり、世界でも名高い環境が汚染された地域です。石炭が特産であるこの山西省では石炭を大量に使い、大量の一酸化炭素やメタン、二酸化炭素を排出しています。

朝起きるとすぐ近くのビルが見えないほど、外が曇る日があります。その日に会った現地の人に「今日は霧がすごいですね」と言ったところ、あっさり「それは霧ではなくて、煙でしょ」と言われてしまいました。

乾燥地帯である黄河流域のこの地域では、霧が発生することはまずないそうです。この空気中のモヤモヤしたものが大気汚染によるものだと知った途端、苦しさを感じほど口と鼻が敏感になりました。

このような大気汚染でタンが絡み、そしてタンを吐くという自然な行為につながるわけです。大気汚染が人間に及ぼす影響を間近で見られる場所に慣れてしまう現地の方は、非常に気の毒に思えました。