排出量取引とは?

地球は年間31億トンの二酸化炭素を吸収できますが、人間は72億トンを排出しています。その排出量を売買する仕組みが排出量取引です。

  

汚染された都市ワースト1

不名誉な世界一を獲得した都市

「海がきれいな都市ベスト10」「人口が多い都市ベスト10」「都市の名前が長い都市ベスト10」と世界にはあらゆる都市のベスト10があります。

自分の住んでいる都市が世界のベスト10に入ると嬉しく感じるでしょう。私は中国の山西省に住んでいるのですが、ここは世界の最も○○な都市ベスト10の常連です。

どんなベスト10に輝いているかというと、答えは世界の汚染された都市ベスト10です。「世界の最も行きたくない都市ベスト10」と言う人もいます。

そう言われても仕方がないほど、あらゆる物質に汚染された都市が上位に挙がっています。これは環境問題研究に関する国際機関であるブラックスミス研究所が毎年発表しているものです。

世界の最も汚染された都市ベスト10に挙がっている都市を含む、中国の山西省の環境汚染は他の省に住む人もみんな知っている事実です。

いくら情報が閉塞的である中国でも、世界のトップ10に挙がるぐらいであれば、その土地に住む人もきちんと認識しています。

あまり気にせずに人は住み続ける

あまり気にせずに人は住み続けるこの写真は晴れた日の広場です。見るからに白いもやがかかり、肺もその空気と同じ状態になっています。

原因がわかっていても、その地から離れようとする人は少ないです。故郷ですし、仲間もいます。仕事も探さなくてはいけません。中国全土で格差社会が広がり、お金もありません。

もう1つ危機的なことに、環境汚染が進んでいることを認識していても、体への影響は認識していないことで、知識格差が広がっています。

そんな環境汚染の激しい山西省が汚染されている主な原因は、石炭を燃やすことによる煙です。山西省の空港に降り立った人は、「石炭を燃やす臭いに鼻をつまみたくなる」と言います。

山西省に住む私は温暖化についてのニュースを見る度に、心がチクチクと痛むような気がします。

地球温暖化を加速させているものの1つに、二酸化炭素の排出量が挙げられます。石炭を燃やすと出てくる物質を思い出してみましょう。中学校の理科の授業で習ったはずです。石炭を燃やすと大量の二酸化炭素が放出されます。

山西省の石炭の消費量を制限し、二酸化炭素の排出量をコントロールすることが、温暖化防止に効果と言われるほどの有り様です。

また、山西省の都市と並んで挙げられている世界の最も汚染された都市の中には、核に汚染されたかの有名なロシアのチェルノブイリが挙げられています。

山西省の大気汚染はそれ以上なのです。当然のことながら、山西省の人は他の省の人に比べて、肺がんや気管支系の病気にかかる比率が高いです。

世界の最も汚染された都市ベスト10の山西省は、深刻を通り越し、緊急的な措置が必要なレベルに達しています。