中国の南には素晴らしい緑が見られ、そこに行くと体の中を洗われるようだと言いますが、中国の北は乾燥地帯で、黄河流域はとくに草木はとても少ないというのが現状です。
また、悲惨な現実があります。そのような厳しい環境でたくましく育っている草木ですが、その草木をよく見てみると大変な現状が目に入ります。
それは右の写真のように草木の葉や枝、幹を大量の塵と灰が覆っていることです。
日本の春にも黄砂が降ることがあります。黄河流域の都市はまさにその黄砂の根源ですから、その都市の草木が塵に覆われてしまうというのも、現状では仕方がないように思います。
草木は普通緑色で表されますが、それらの地域での草木の色は灰色です。そこの都市だけで育った外の世界を知らない子は、草木を灰色で描くのではないかと心配になってしまうほどです。
冬はとても寒いため、石炭を使った暖房設備が各家についています。汚染源であるヌワンチーでも紹介しましたが、石炭を燃やすことによって排出される煙に含まれた灰やほこりは、その都市をモクモクと覆い、黄砂以外の原因でも草木の表面も覆ってしまうのです。
これでは呼吸困難になり、取り入れたい二酸化炭素も取り入れることができず、酸素も生産することができません。
現状で自然の力にも頼ることができない地方では、まずは二酸化炭素を排出するのを抑えるしか方法がないのではという気がします。二酸化炭素の排出を抑えれば、空気がきれいになり少しは草木の呼吸困難も回復するかもしれません。
二酸化炭素が地球温暖化の原因であり、この二酸化炭素を草木が吸収し、酸素に変えてくれることは周知の事実です。
草木を緑色にする「葉緑体」という物質が光合成を行うときに使われるのが二酸化炭素になります。同時にこの光合成によって、酸素も作り出されます。
だから、二酸化炭素の排出を抑えることと同時に、植林によって二酸化炭素の問題を解決しようとしています。
かなり大気汚染がひどく、大量の二酸化炭素を排出する中国ですが、あれだけ国土があれば、草木による酸素生産も期待できるのではと思います。
チュンジエの爆竹と花火
毎日が黄砂の後のよう