排出量取引とは?

地球は年間31億トンの二酸化炭素を吸収できますが、人間は72億トンを排出しています。その排出量を売買する仕組みが排出量取引です。

  

毎日が黄砂の後のよう

黄砂で汚れだらけの街

小さい頃にほこりが溜まっているところに絵を描いたという経験があります。でも、中国人は黄砂が降った後の車に服がついて汚れてしまったという経験は日常茶飯事です。

黄砂が降った後車に乗ったりするときには、細心の注意を払って載らないとすぐに服が汚れてしまいます。この細心の注意を年中忘れてはならないのが中国です。特に私の住む山西省では、常に外にいるときは心がけなければならない点です。

黄砂で汚れだらけ外のベンチにそのまま座るなんてもってのほかです。みな広告やビニール袋をお尻に敷いて座っています。

したがって、外で配っている広告は読むためだけでなく、友達を少し待つ間に腰かける時にも大活躍です。

道路には何年も車を洗っていないのではないかと思われる車がわんさかあります。自転車も数日外に放置しただけでほこりが積もってしまいます。

外にあるものはすべて汚れているために触ったが最後、手が真っ黒になります。どこにも触れていなくても、なぜか家に帰って石鹸で手を洗うと泡が灰色になり、どれだけ空気が汚れているかが分かります。

空気の入れ替えは逆効果

「朝起きたら空気の入れ替えをしなさい」や「気分が悪くなったら外の空気を吸って、深呼吸をしたらいい」とよく言われます。

ここ山西省では朝起きて空気の入れ替えのために窓を開けて、まず匂うのは石炭の煙のにおいです。外で深呼吸をすれば咳きこんでしまい、深呼吸を試みるたびに「酸素が少ない」と実感します。山西省では「大気汚染」という文字が頭に浮かびます。

真っ白なマスクは1日で黒ずみ、これがそのまま肺に入っていくのかと思うと恐ろしくなります。

今、世界は煙や二酸化炭素を減らそうという動きにありますが、中国の多くの工場では、そのようなことおかまいなしに煙や二酸化炭素を排出しています。その環境破壊は中国だけではなく、韓国や西日本、北海道の自然にも悪影響を及ぼしていることは有名になりました。

本気で煙や二酸化炭素の問題に目を向けて、その解決に乗り出すことは、同時にその地域以外の汚染の解決にもつながるような気がします。


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